昭和21年12月25日、第二次世界大戦後の荒廃と混乱した環境と状況のなか創業者 故 上田政治が社会的弱者であった母子家庭の母と子の自立を目指して自宅の片隅に小さな作業場を設置、作業を開始したのが出発とされています。
昭和22年2月22日 中宮寺門跡一条尊昭尼を理事長に推戴し上田政治氏が常務理事となって、「奈良社会福祉院」を設立、登記。本格的に民間社会福祉事業を進めました。
その後、雨露をしのぐ母子寮を、更に乳幼児の保護育成に保育所を、又高齢者の憩いと生きがいの場づくりを願いに老人ホームを更に障害を負った人々の自立支援にもと作業所を設置するなど理想的な福祉の郷づくりを目指し地域に根差した総合的な民間社会福祉事業を推進してまいりました。
今、生後57日目産休あけ乳幼児から100歳を超える高齢者まで、なかには心身に障害を背負った人々、生活に困窮する人々など2,000名を超える人々がともに育ち、学び、ともに働き、ともにいきいきとして生きていこうと集い合っています。又その励まし手、支え手、導き手となって従事する約500名の役職員、支援者等がスクラム組んで熱心に且つ誠実に人々の健康と幸福を高めるために日夜とりくんでいる姿があります。
「一人一心一力一業」の決意と「感謝と奉仕」をモットーに、より明るく、暖かで、確かな福祉の灯をともしつづけようと希望し歩みを進めているのです。
一例ですが、そのなかで5年毎に取り組みを一層明瞭に且つ自ら鼓舞する創業創立記念アピールを掲げました。